ハーレーの誕生とブランド

ハーレーダビッドソンは世界中に多くの愛好者を抱える老舗バイクブランドです。1903年にアメリカ合衆国のウィスコンシン州ミルウォーキーで誕生して以来、現在まで100年を超える歴史を有します。1917年にはアメリカ合衆国が第一次世界大戦に参戦し、ハーレーはダビッドソンは1万5千台以上のオートバイをアメリカ軍に提供しました。同社から提供されたオートバイは戦争においてオートバイが使用された最初の事例となっています。

1929年の世界恐慌では多くの企業が倒産する中で、ハーレーダビッドソンはオートバイ用のエンジンから産業用エンジンを開発し耐え抜きました。さらに第二次世界大戦ではアメリカ合衆国を初めとする連合国に対してオートバイを提供しています。

ハーレーダビッドソンのオートバイには各気筒が45度の角度に配置されたV型2気筒エンジンが搭載されているのが特徴です。最初にV型エンジンが開発されたのは1907年で、それ以来同社はV型2気筒というスタイルを守り続けています。一般的に有名な同社のオートバイはアメリカンスタイルと呼ばれるクルーザータイプです。一方で1950年代にはダートレースでの勝利を目的とするモデルも登場しました。現在同社のオートバイはクルーザータイプとダートレース用に開発されたモデルの2種類に大別できます。

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