ハーレーの誕生とレース

レース

ハーレーダビッドソンが創業されたのは1903年のことです。既に100年を超える歴史を有しており、同社製のオートバイは世界中で愛されています。誕生から現在まで長い歴史を有するハーレーダビッドソンでは多くのモデルが発売されましたが大きく2種類に大別できます。

一般的なゆったり座るタイプはアメリカンスタイルと呼ばれ日本でも人気です。日本国内のオートバイメーカーもアメリカンスタイルの製品を販売しています。日本で販売されているアメリカンスタイルのオートバイと本家の大きな違いはエンジンの形状です。本家のエンジンには各気筒が45度に配置されたV型2気筒エンジンが搭載されています。バルブ駆動システムはOHVが基本ですが、DOHCが搭載されたものもあります。OHVはオーバーヘッドバルブの略称で比較的古い技術です。一方DOHCはダブルオーバーヘッドカムシャフトの略称で最新のバルブ駆動システムとされます。国内メーカーが製造しているアメリカンスタイルのオートバイには各気筒の角度が60度や90度であったりDOHCを採用しているなど様々です。

一般的にはDOHCのことをツインカムと呼びます。ハーレーダビッドソンでは1999年にカムシャフトが2本のOHVエンジンを搭載したモデルを発表しました。この独特なOHVを同社ではツインカムと呼びます。またハーレーダビッドソンでは1950年代にダートレースで勝利するためのモデルを開発しました。このモデルにはOHVでありながら4本のカムシャフトを持つという特徴があります。