ハーレーの誕生と車種
1903年に誕生し、世界恐慌を切り抜け、戦争ではアメリカ軍にも徴用されたハーレーダビッドソンですが、現在は数多くの車種が生まれ、それぞれ特徴ごとにファミリーとして分類されています。
初中期のナックルヘッドエンジンから進化を経て、Vツインエンジンを搭載し、ビッグツインの名はハーレーとセットとして非常に有名なものです。そのビッグツインのひとつ、ダイナファミリーは、全体的に見て最もバランスの取れたタイプのものです。1971年に誕生したスーパーグライドから変化し、高い人気を維持し続けています。1971年には乗り心地を意識してサスペンションにこだわったソフテイルファミリーが登場し、ハーレーで定番のツーリングファミリーと並んで長距離に適した車種として挙げられます。
1950年代にはすでにその姿を現し、名前の通りスポーティーな走りができるスポーツスターファミリーは、幾度かの変化によって、現在では軽量でバリエーションが豊富であることから、女性にも人気なファミリーとなっています。2013年にはより軽量で、若者をターゲットにした水冷エンジン搭載モデル、ストリートファミリーが発表されるなど、時代に合わせたファミリーは誕生し続けています。