ハーレーの誕生と危機

危機

ハーレーダビッドソンは今でこそ世界一のアメリカンバイクという地位を確立し、世界中に多くのファンを抱えていますが、最初から現在の地位にあった訳ではありません。ここまで来るのに何度も危機を乗り越え、そのたびに壁を乗り越えてきたバイクメーカーなのです。そんなハーレーダビッドソンについて、今回は簡単に紹介していきたいと思います。

ハーレーダビッドソンはアメリカで誕生したバイクで、野心を持った青年達が小さな小屋でバイク作りを始めたといわれています。中心となった人物は20歳のウィリアム・S・ハーレーという青年です。彼は友人の助けなども借りながら、バイク作りに没頭しました。1920年までには、67カ国にディーラーを持つ世界最大のバイクメーカーとなり、名実共に確かな存在となりました。

しかし、その後は世界恐慌や従業員のストライキによって何度も危機が訪れました。一度は信頼をなくし、ユーザー離れが問題になったのですが、現在は品質向上を行い、モデルを多様化することで幅広い顧客の獲得に成功しました。若者からの人気が減少しているバイク業界ですが、このように何度もピンチをチャンスに変えてきたバイクメーカーの底力に期待したいです。