ハーレーの誕生と日本

日本

現在ハーレーダビッドソンのオートバイは世界中に多くの愛好家を抱えています。同社は1903年にアメリカ合衆国のウィスコンシン州ミルウォーキーで設立され、誕生から現在まで100年を超える歴史があります。ハーレーダビッドソンのオートバイは45度の角度で配置された2気筒のV型エンジンを特徴とします。日本でも同社のオートバイは人気があり、アメリカンスタイルと呼ばれています。

45度の角度で配置された2気筒のV型エンジンが初めて登場したのは1907年のことです。日本のバイクメーカーでもアメリカンスタイルの製品が製造されています。オリジナルとの大きな違いはエンジンの構造です。国内のメーカーが模倣したモデルでは2気筒V型エンジンでも各気筒が60度や90度に配置されたものなど様々なものがあります。

基本的にハーレーダビッドソンのオートバイではバルブを駆動するシステムとしてOHVが採用されています。OHVはオーバーヘッドバルブの略称で比較的古い技術です。同社はこの技術にこだわり独自の進化を遂げてきました。OHVは本来カムシャフトが1本ですが同社には2本や4本のモデルが存在します。ダートレースを目的としたモデルでは1950年代にカムシャフトを4本持つエンジンが開発されました。一般的なクルーザータイプでは1999年に2本のカムシャフトを持つエンジンが発表されています。本来はDOHCのことをツインカムと呼びますが、同社ではカムシャフトを2本有するOHVをツインカムと呼びます。