ハーレーの誕生とデザイン

ハーレーダビッドソンには誕生から現在まで100年以上の歴史があります。同社のオートバイのデザインは大きく2種類に大別できます。一般的に有名なのはアメリカンと呼ばれるゆったりと座るスタイルのモデルです。アメリカンスタイルは広いアメリカ大陸を移動するのに適した形状をとなっており、日本でも人気があります。日本国内のオートバイメーカーもアメリカンスタイルのオートバイを製造しています。オリジナルと模倣したモデルとの大きな違いはエンジンにあります。

オリジナルには45度に配置された2気筒V型エンジンが搭載されていますが、日本国内で模倣されたモデルでは60度や90度など各気筒の配置角度は様々です。45度の2気筒V型エンジンは同社を象徴するデザインとなっています。また同社のオートバイには一般的にバルブ駆動システムとして2本のカムシャフトを採用したOHVが搭載されています。通常はDOHCのことをツインカムと呼びますが、同社では独自に進化させたOHVをツインカムと呼びます。

ハーレーダビッドソンにはアメリカンスタイルの他にもダートレースで勝利することを目的として開発されたモデルが存在します。このモデルはアメリカンスタイルとは異なり前傾姿勢で乗車します。アメリカはダートレースが盛んな国です。レースに勝利することを目的に1950年代に開発されたこのモデルには、4本のカムシャフトを採用したOHVが搭載されています

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